お店を取材してるとよく「他にどんな店が載るの?」とか「近所はどこが載るの?」とか「同じジャンルはどこが載るの?」って聞かれることが多い。掲載誌におけるライバル、競合店や自分の店のポジショニングを確認するのはまあ当然の事かもしれない。
今まで一番過剰?過激な反応だったのは「その店が載ってる本にはうちの店は載せられん」って言われてその場で取材お断りされたことすらある。だから、聞かれても曖昧な答えや無難な店を答えてお茶を濁すことが多い。編集者ならともかく、末端の兵隊である現場のフォトグラファーとしては判断に困るし、その場で仕事を失うことになるからね。
経験上、得てしてこういうお店は「ある程度の老舗で、まあまあ有名で、そこそこ高級なお店」であることが多い。「本当に古く歴史があって、非常に有名で、超高級なお店」は意外と懐の深さを感じさせる対応で、他店のことなど気にしない傾向にある。名声が確立してる状態では例えば雑誌の対向ページのどんな店と比べられても、その名声が揺らぐことはないからだと思われる。
この反応はまた地域性もあると思う。あまり名指しで指定したくないが「某イケズで有名な地域」は特に顕著で、その閉鎖的な地域性からも反映されていると思われる。某新地や某横丁など、狭い地域でしのぎを削り合ってる地域も同じ傾向を感じる。
ところが、この法則が全く当てはまらないのに「その店と隣り合わせで、しかも掲載スペースが小さいのなら取材は断る」と言われたことがある。まあ「ある程度の老舗で、まあまあ有名で、そこそこ高級なお店」というポイントは合っていたが、まさかの地域で機嫌を損ねられて若干焦った。結局は対向店より掲載スペースを大きくするという条件で事無きを得たが、一瞬現場が凍りついたのは言うまでもない。
「あの店と同じ括りで掲載されたくない」という気持ちは分からなくはないが、取材を断るとまで言い切るプライドは見上げたものだと思う。
偉そうに言ったが「まだ10年しかこの業界にいない若造の戯言」だと懐の深さを見せて許してやってほしいなあ。。などと思ってみたり。
Photographer 大森泉
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