昨日、今日とガイドブックのお仕事で神戸へ行ってました。私、実はこう見えて?神戸市出身なんです。まあそんなことはどうでもいいんですが、なんせガイドブックなんで有名な観光スポットを巡ってきたんです。普段の取材系のお仕事では、すでに有名な店ではなく新店や新しいスポットへ行くことが多いんで、ベタベタな観光地って逆に新鮮でした。特に異人館街は車で行けない場所なので、免許取ってから行った記憶がなくおそらく高校生以来の20年ぶりくらい。東京の人が東京タワー行かないように、そもそも地元の観光地って行かないよね?
平日なのに人がいっぱいで、駐車場でも名古屋や岡山ナンバーの車もあったし、中韓国人の観光客も多かったです。いろいろ巡ってみての感想は「すごく観光地として分かりやすく親切」だなーと。異人館街のイメージとしてガイドブックやポスターに載ってるそのままの風景がそこにあって、期待を裏切らない感じ。よく初めての観光地に行くと、ガイドブックの中の景色を無意識に探しちゃうんだけど、一番いいところを写真で切り取ってるのでなかなか見つからないもんです。ところが、異人館街はその周辺数百メートルは古い洋館が立ち並び、路地をテキトーに入っていっても裏切らない景色が広がってると感じたんです。写真撮るにしても画にするのに困らないので、これって素敵な事だと思うな。
車に乗る時、甘い醤油の匂いが漂ってきたんです。とっさに閃いたのは「カレイの煮付け」だったんだけど、おそらくこれは間違い。この時期に神戸でこの香りは「いかなごのくぎ煮」が正解です。いかなごのくぎ煮とはもともと播州地方から神戸にかけての郷土料理で小魚を甘辛く煮込んだ佃煮の一種。最近では大阪のスーパーでも普通に売ってますが、味が濃く、甘辛いので個人的な通称は「ご飯がススムくん」 私の実家がある神戸の西の方でも盛んで、この季節の魚屋さんの店頭で、ひるあみで上がったいかなごをみんなキロ単位で買って行きます。街を歩いていると、そこいら中から甘辛い匂いが漂ってきて、当時はうんざりしたものです。私の実家でも母、祖母、祖父がそれぞれ別々のマイレシピで大量に炊いて、親戚中に送っていましたね。今では誰も炊かなくなったのですが、たまに食べたくなってスーパーで買おうかと思うんですがこれが予想外に高いので最近は食べてません。しかし、うんざりするくらい嗅いだ匂いを間違えるとは、私の鼻もそうとう耄碌したものです。
今日はちょっとお仕事の事書けたかな?
