私の知り合いで「3月末でお店を閉める」というが二人もいます。
一人目のAさんは小さな小さなケーキ屋さんを自分だけでやって来ました。もう一人のBさんは定年後に親戚とカフェをやっていました。
二人に共通しているのは短期間に閉店の決心をしたこと。そして、開業に莫大な資金を使ってしまい、それが全く回収できていないこと。最後に、お店を経営するのは初めてだったこと。
Bさんは退職金で開業資金を出していたでしょうが、若いAさんはおそらく大部分が借金であったろうと予測できます。お店を一から作ろうと思うと、不動産の保証金や改装費、什器費などで想像以上のお金がかかります。そして開業してからも家賃、人件費、光熱費などと出費が続き、お店の経営が上手く軌道に乗ればいいのですが、上手く行かなかった場合は運転資金として置いておいたお金など一瞬で無くなります。
ここからは全くの想像ですが。。。Aさんの場合。改装費用等の初期投資に300万。毎月の運転資金が自分の人件費除いて25万の1年半で450万。スケルトン返しなので閉店準備でさらに50万。約800万の出費で売上が月20万(おそらくそこまでない)としても合計500万のマイナスです。
Bさんの場合。個人店にしては凝った内装だったので初期費用で500万。運転資金は自分の人件費除いても月50万の1年で600万。出費が約1100万で売上は月40万で500万の合計でやっぱり600万のマイナスです。
二人とも約500万円以上を使って「自分のお店を持つ」という夢を叶えたと考えれば安いのかもしれませんが、今後を考えると代償が大きすぎる気がします。商売がうまく行かなかった例を後出しで批判しても仕方ないのですが、AさんBさんの出店直後の店に行って、「この場所でこの家賃でこの商品でやっていけるとは思えないな」と思いました。
なんで素人の私がこんな試算をしてみたのかといえば、それぞれ自分なりに損益計算をしなかったのかなと思ったのと、商売を始めるハードルってこんなに高いものなの?と疑問を持ったからです。Aさんは売上の見通しがかなり甘すぎたようですが、Bさんのお店はお客さんも付き始め初期投資さえ少なければ上手くいっていた可能性もあります。ちなみに別のCさんは初期投資を100万以下に抑えたので、今のところ順調に借金は返済できているようです。
ちょっと経営者もお客さんも最初からキレイで完璧なお店を求めすぎだと思う。もうちょっとユルく行こうよ!
でもなんだか夢が無い話だなぁ。。
