灯台のこと

「趣味は灯台巡りです」って言うと大抵の人は返答に困るようである。そりゃそうだ。そんなマニアックな趣味聞いたことないもん(笑)
私のWebページのトップ画像や、写真見せるメインページにわざわざ「Lighthouse」って項目作ってアピってるのも単に趣味なんです。気にしないで。
大阪に住んでて日帰りで行ける灯台は行きつくしたと思う。出張で地方に飛んだ時も、余裕があれば行ってるかな。
そもそもなんで灯台に興味持ったのかと言えば完全にたまたまとしか言いようがないんだけど、日本中の最末端を巡る旅の途中でかなりの確率で出会ったのが灯台だったんです。道があれば行き止まりまで行ってみないと気が済まない性格なので、岬の先の海を見に行く。それがいつしか灯台を目当てに末端を紀行すれば、必ず風光明媚な海を見られる景色に出会える事に気がついて、行き着く先は「灯台巡り」だった。
灯台は大海原を航海する船に現在地を知らせる大切な目印。だから、目立つ事が最優先で、海に突き出した岬の先端の標高の高いところにある場合が多い。識別をするために一基ごとに固有の発光間隔を保っていて、そのためには光源を軸にして周囲を巨大なレンズが回転している。貧弱な光源の光達距離(光が届く距離)を伸ばすため、明治初期の洋式灯台黎明期では現在では考えられないくらい高価で巨大なレンズを輸入して焦点距離を稼ぐ。それが現在でも光源こそ変わっても100年以上動き続けているんですよ!
最初に感動したのは高知県の室戸岬灯台。ここは岬の先端ではあるけど山の中腹にあるため、ちょうどレンズが目線の高さぐらいにある。数メートル先で直径2.6メートルの巨大なレンズが回転して、ものすごい光で数秒ごとに私を照らす。目の前で繰り広げられるあまりに壮大なショーに感激してしまい、寒い海沿いの山の中で数時間は立ち尽くしていた。「こんな事が日没から日の出まで100年以上も真っ暗な山の中で繰り返されてきたとかスゴすぎる。。。」これですっかり灯台の虜になってしまった。
 
特に明治期の灯台は工法も材質も試行錯誤が見られて、塔そのものを見ていても美しくて見飽きない。日本語では一般に「灯台」(正しくは航路標識)と一括りになっているが、英語では「Lighthouse」と「Beacon」とで大別される。Lighthouseはその字の通り人が住んで管理する大型のもので、港にある単なる光る標識であるBeaconとは区別されるのが一般的である。現在は全ての灯台が自動化されていますが、逆に昔は全ての灯台に管理する灯台守さんが住んでいた。
「こんなところに住めるなんて夢のようだ!」と思って、就職時に「灯台守になる!」って言ったら父親に鼻で笑われ一蹴されました(マジギレだったかも?)が。。その十年後には職員が常駐している灯台がなくなり灯台守という職業が消えてしまったので、夢で終わってよかったのかもしれませんね。。。
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