逆に「じゃあ、やりたくない仕事なんかやらなきゃいいのに」と思うんだけど、空気読みすぎ純日本人な大人はそんなことは言っちゃいけない。この場合は謙遜して自分を落とす発言をすることが最適解だと思う。単純に「うん。いいでしょ」じゃダメなところが面倒くさい国だわ。
某企業に労基署(労働基準監督署)の調査が入ったそうだ。社員が残業代の未払いを労基署に訴えたことが発端となって、全社への一斉調査。会社の経営は残業代の不払いを前提に賃金体系、人事制度が成り立っていたので、2年分さかのぼって支払いした現在だけではなく今後も抜本的な変革なしには経営が成り立たないはずだ。残業代がつかない(いわゆる「サービス残業」)業種、仕事っていうのはこの国ではわりと普通にある。最近の大企業は社内のコンプライアンス体制が厳しいので少ないだろうが、中小企業では美容業界、飲食業界を中心にサービス残業を前提に企業が成り立っていることがある。
これは明らかに経営側が金銭、人材的資本を渋っている結果である。本来、労働者側は経営者側に残業代の支払いを求める交渉を、もしくは転職などの他の手段も考えられるが、同じ業界では横並びな経営状態の場合が多いので同じ結果になる。
他人(特に上司や経営者)と交渉するという選択肢がまず思い浮かばない人が多いんじゃないだろうか? 子供の頃から目上の人には盲目的に従うことを叩きこまれた習慣で、自分の権利を主張することがなかなかできない。交渉、主張するくらいなら逃避する。こういう人が多数を占めてるうちは、経営側は「空気に甘えて」いつまでも搾取できるところから搾ろうとする。
いくら直属の上司に訴えても響かなかったので、機会を見つけて企業のトップに直訴したら上司に疎まれた経験はあるが、こういう輩は得てして「会社の空気を乱す」や「部署の輪を。。」として危険人物のレッテルを貼られたり、下手したら他の理由をつけてクビにするのがこの国である。
そして、そんな人物の行く末が20代で2度も会社をクビになった経験のある、でも「やりたいこと仕事にでけて」って言われる私だったりするのだが。。。
