「旅」について

「旅」が好きだ。
 
子供の頃から「果敢ニスト」だった私は小学生の時からバスや電車に乗って一人であちこちに出かけた。それがいつしか大人になって「出張」と名前は変わったりしたけど旅に出るのも仕事の一部になってる。
「旅行」じゃないんだよ。「旅」が好きだ。どう違うか?私の拙い言語能力では上手く表現できないが「みんなでワイワイ行き先は温泉や南の島」が旅行で「独りもしくは同行者もう一人くらいと、行き先はアバウトにどっちかって言うと北国や寂れた地方」ぐらいのイメージだろうか。
昔はわりとコダワリが強かったので「全県制覇」や「全線乗り潰し」「全道走破」なんてのを目標に旅してたこともあったけど、無意味な事に気がついたので最近は特に旅に目標を設けなくなった。それは、全〜は目安にはなるけれど所詮、地球上の全叡智を吸収できるわけじゃないのでどちらにしても通過しながら旅人目線で眺めることしかできないと気がついたからだ。
若い頃は中学生の時の「ある」経験から「海外旅行はまだ早い」と思い込んで国内をしらみつぶしに回っていた。それは、私の父親が古風な人間で「自分がそうしてよかったから」という理由だけで「14歳の夏休みに2〜3週間、一人旅をする」という家訓?を作っていた。当時は「ムチャな!」と思っていたので売り言葉に買い言葉で「どうせならうんと遠くの海外に行く!」と言えばさすがに父親も撤回するかと思ったけど、実際は全くそんなことはなく、英語なんて義務教育の1年間しか習っていないただの中学生が一人でカナダに2週間行く事になったのである。そこで学んだことは2つ。「言葉は関係ない」と「日本人の私が日本の事を知らな過ぎる」だった。短絡的な私はその後、多少の英語は勉強したのものの、それより「もっと日本のことを知らなくては」という責務を感じ全国津々浦々を回ろうと決心した。日本の観光親善大使か柳田国男にでもなったつもりで、バブル景気真っ最中の海外旅行全盛時代にそんな事を決心するとは厨二病全開である(笑)お陰で学生時代には47都道府県制覇やJRもほぼ乗り尽くした気はするが、オールアバウト日本を語れるようになるハズもなく、得られたのはどこでも生きていけるという変な自信と何が起きても動じない妙な落ち着きだけかもしれない。しかし、大人になって海外旅行を自分に解禁してみると、あちらの風土、風俗、習慣が面白く感じ、それらを吸収することに夢中になり全権代表(笑)であったことなどすっかり忘れていた。いい黒歴史である。
現在はお陰様で海外への出張もあるような仕事をしているが、ここ関西を中心に活動していても「毎日が違う場所に行き違う人に会う」生活をしている。
極端に言えば毎日が旅なのである。こんな私向きの仕事はないと思っている。
ちなみに自分の子どもに「14歳の旅」をさせるかは現在のところ未定である。
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